女性の皆様がより充実した人生を送るためのサポートを目指すクリニックです。

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不妊治療INFERTILITY TREATMENT

不妊の検査

基礎体温の測定

ホルモンが正常に働いているかどうかを簡単に測れる方法として基礎体温の測定があります。生理が始まってから排卵までは低温相で、排卵後高温相になります。排卵障害がある場合は基礎体温が乱れてきます。
婦人科を受診する時には基礎体温を参考にして検査、治療を行いますので、受診時には持参して下さい。

ホルモン検査

女性の性周期はいろいろなホルモンがお互いに協調し合って成り立っています。生理になれば、まず脳下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌され卵巣の卵胞が発育します。卵胞からは女性ホルモンである卵胞ホルモンが分泌されます。卵胞が十分発育しますと、今度は脳下垂体からLH(黄体化ホルモン)が急激に分泌され排卵が起こります。その後、黄体に移行し黄体ホルモンが分泌され妊娠の準備がなされます。

超音波検査

超音波プローべ(探触子)を腟の中に挿入し子宮の形、子宮内膜の厚さ、卵巣の卵胞の発育、排卵の有無を観察します。子宮内膜の厚さは排卵期には8mm以上になります。
卵胞は排卵期には2cmにまで発育し、排卵後黄体に移行します。
排卵誘発剤を投与している時などは頻繁に卵胞の発育を計測します。

子宮卵管造影法

卵管の通過性を見る簡単な検査としては通水や通気などがあります。これは、子宮口から生理食塩水を注入したり、炭酸ガスを注入してその抵抗から卵管が通っていることを見る方法です。
子宮卵管造影法は子宮口から造影剤を注入しレントゲンを撮りますと、造影剤で子宮の形が現れ次に細い卵管を通過し卵管膨大部から卵管采を通って腹腔内にもれでた像が映ります。通過障害があると卵管が映らなかったり腹腔内にもれ出ずに卵管が太くなっているだけの像が映ります。
少し痛みがありますが一回はこの検査が必要です.時としてこの検査だけで妊娠することもあります。

子宮卵管造影法両側の卵管から造影剤が腹腔内に出ている

頚管粘液検査、性交後試験

排卵期には子宮の出口から透明な少し水っぽい粘液が分泌されます。
これが頚管粘液といわれるもので、これは精子が子宮内に誘導するためのものです。
これが分泌されませんと精子が子宮内に入れなくなります。
性交後試験は排卵期に夫婦関係をして頚管粘液の中にどの程度精子が入っているかを検査します。
頚管粘液の中に精子が十分入っておれば合格ですがその精子が動いてなかったり精子の数が少ないと不良と判定されます。

精液検査

男性側の検査です。
数日の禁欲後マスターべ−ションで容器に精液を採取し、それを病院まで持参後、顕微鏡で検査します。
精液量は1.5ml以上、数は1ml当たり1,500万個以上、運動率は40%以上、奇形率は96%以下です。数が少なかったり、運動率が悪かったり、奇形率が高いと人工授精などの治療が必要となります。
※WHO一般基準に基づいて行います。

精液検査精子の計測